• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

ハイブリッドペプチドライブラリー法を用いたベロ毒素阻害剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11672236
研究機関国立国際医療センター(研究所)

研究代表者

西川 喜代孝  国立国際医療センター研究所, 臨床薬理研究部, 室長 (40218128)

研究分担者 名取 泰博  国立国際医療センター研究所, 臨床薬理研究部, 部長 (10164485)
キーワードペプチドライブラリー / ベロ毒素 / 阻害剤 / アミノ酸アナログ
研究概要

1、ハイブリッドペプチドライブラリーの作成;Gb3(Galα1-4Galβ1-4Gicα1-ceramide)の糖鎖部分、Galα1-OH,Galβ1-OHの各-OH基に脱離基を結合させたのち、セリンの-OH基とグリコシド縮合を行い、セリンに各糖が結合したアミノ酸アナログ2種を合成した。ペプチドライブラリーは各々のポジションが16種以上の混合アミノ酸を用いて合成されたペプチドミックスチャーであるが、目的とするポジション1ヵ所で上記セリンアナログ1種を用いてペブチド合成を行い、ハイブリッドペプチドライブラリーを合成した。平成12年度にはGalα1-4Galβ1-がセリンに結合したアミノ酸アナログを合成し、同様にハイブリッドペプチドライブラリーを合成する。
2、Glutathione-S-Transferase(GST)融合ベロ毒素の調製;ベロ毒素とGb3との結合にあずかるのはB-サブユニットであることから、A-サブユニットのN末側にGSTを結合したGST融合ベロ毒素を調製した。得られたGST融合ベロ毒素は、Gb3との結合、ベロ毒素感受性細胞への結合、いずれにおいてもベロ毒素と同等の活性を有することを確認した。本GST融合ベロ毒素を用いてアフィニティカラムを作成した。
3、ベロ毒素に対する高特異性、高親和性結合モチーフの決定;GST融合ベロ毒素アフィニティカラムを用い、上記2種のハイブリッドペプチドライブラリーからカラムに強く吸着する画分を現在調製中である。得られた画分についてアミノ酸シークエンスを行い、ベロ毒素に対する高特異性、高親和性結合モチーフを決定する予定である。

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi