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2001 年度 実績報告書

腫瘍細胞破壊の総合的研究―特に樹状細胞について

研究課題

研究課題/領域番号 11672300
研究機関琉球大学

研究代表者

荒木 弘一  琉球大学, 医学部, 教授 (40040604)

研究分担者 仲本 和美  琉球大学, 医学部, 助手 (30244338)
キーワードDendritic cell / Stem cell / CD1a / CD83 / CD34 / CD11c
研究概要

人臍帯血について、単核球を分離し3種のサイトカイン(γhGM-CSF,γhSCF,γhIL-6)を加え、1週間培養を行い、サイトフルオロメーターでリンパ球領域と単球領域に分けて解析を行った。
新鮮血及び1週間培養後の臍帯血について、まず、リンパ球領域を培養前/後で見ると、CD4^+43.8%/45.6%, CD8^+33.3%/30.5%, CD19^+10.0%/2.4%, CD34^+1.4%/0.5%, CD38^+40.4%/40.6%, CD83^+5.0%/1.3%, CD1a^+0.8%/1.2%, CD11c^+16.9%/11.9%, CDw123^+7.2%/9.2%であり、新鮮臍帯血と1週間培養したものとの間では大差は認めなかった。
一方、単球領域の培養前/後では、CD4^+19.3%/35.5%, CD8^+47.8%/16.9%, CD19^+21.4%/16.9%, CD34^+3.4%/3.4%, CD38^+43.7%/53.2%, CD83^+29.2%/12.4%, CD1a^+0.2%/6.8%, CD11c^+88.1%/29.2%, CDw123^+38.9%/31.9%であった。CD4^+,CD38^+,CD1a^+では培養後の方が多く認められ、CD8^+,CD83^+,CD11c^+では新鮮血の方が多く認められた。
即ち樹状細胞(DCs)はCD83^+,CD11c^+では新鮮血の方に多く、CD1a^+では培養細胞の方に多く認められた。しかしDCsを増やすサイトカインが何であるか、何種類のサイトカインが必要であるかなど、まだ確認できないところが多い。
マウスを用いたDCsの確認と抗腫瘍効果発現の実験を行い、P388がDBA/2の体内で、あるいはP3×63がBalb/cの体内で破壊されていく過程を検討し、DCsが如何なる役目を持ち、腫瘍免疫において働いているのか実験する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Yamada, K.Araki, et al.: "A new G-CSF-supported combination Chemotherapy, LSG15, for adult T-cell leukemia-lymphoma : Japan Clinical Oncology Group Study 9303"Brit.J.Haemat.. 113. 375-382 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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