研究課題/領域番号 |
11672326
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
村田 恵子 神戸大学, 医学部, 教授 (90105172)
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研究分担者 |
竹之内 直子 神戸大学, 医学部, 助手 (70314490)
小野 智美 神戸大学, 医学部, 助手 (70304110)
草場 ヒフミ 神戸大学, 医学部, 助教授 (30153282)
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キーワード | 慢性病児 / 家族 / アセスメント用具 / 家族長期ケアモデル / 看護介入指針 / 家族支援 |
研究概要 |
本研究は、慢性病児を療育する家族に対する長期的・組織的支援を示唆する家族アセスメント用具と看護介入指針の検討を目的とした。平成11年度は、以下の検討を実施した。 1.概念モデルの再検討と精練 本研究の概念モデルとして、先行研究で試作した家族長期ケアモデル(Hymovich'sモデル修正)を精錬し、有効なアセスメント指標を確定するために、共分散構造分析により構成概念の因果関係を分析した。この結果に基づき家族長期ケアモデルを改訂した。 2.家族支援のためのアセスメント用具の再検討と精練、簡易化 既存の家族長期ケアモデルに基づき作成した家族アセスメント質問紙を妥当性・信頼性・有効性・実用性・簡易化の点から次の方法で再検討した。アセスメント質問紙の構成を上記の共分散構造分析により改訂したモデルに併せ再構成した。既存の質問紙を慢性病児の家族130例のデータに基づき、項目分析・I-T相関分析・α係数の変化・因子分析の結果から再検討し、削除・修正・精練・簡易化した。次年度は改訂質問紙を用いた調査を実施し、有効性を検証する予定である。 3.小児外来を通院する慢性病児の家族に対して、家族アセスメント質問紙を用いた看護相談を実施し、臨床的有効性の検討とケア二ーズのアセスメント指標の検討を実施した。
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