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1999 年度 実績報告書

体感音響システムにおける音楽鑑賞態度とリラクセーション効果との関係

研究課題

研究課題/領域番号 11672327
研究機関鳥取大学

研究代表者

深田 美香  鳥取大学, 医学部, 講師 (10218894)

研究分担者 前田 迪郎  鳥取大学, 医学部, 教授 (70032208)
加藤 圭子  鳥取大学, 医学部, 教授 (90224500)
三瓶 まり  鳥取大学, 医学部, 講師 (90226085)
キーワード体感音響システム / リラクセーション
研究概要

指定曲(音楽療法用テープ快適な睡眠と体の疲労回復)と自由曲でボディソニックを用いてリラクセーションが得られるかどうかについて、さらに、ボディソニックによるリラクセーションの基礎実験として音楽と振動によって引き起こされる感情によって生理的な反応がどうであるかについて検討した。実験は、研究協力に同意の得られた健康な被験者6名に対して実施し、ボディソニックによるリラクセーションの程度を主観的側面と生理的な側面で計測した。主観的側面は被験者の記述によって判定し、生理的側面は末梢血流量と血中ホルモン(カテコールアミン、β-エンドルフィン)によって判定した。
6名全員が、指定曲、自由曲ともボディソニックでリラクセーションできたと答えていたが、よりリラクセーションできたのは自由曲が4名、指定曲が2名であった。実験時間を短く感じたのは指定曲の方であった。指定曲では平坦なリラクセーション状態が得られ、アドレナリン量は低下、β-エンドルフィン量も低下し、血流量も低かった。自由曲では元気が出るようなリラクセーション状態になり、アドレナリン、β-エンドルフィンとも低下率は小さかった。
自由曲がよりリラクセーションできたと答えた者が多かったが、指定曲において実験時間を短く感じていることやホルモン量の低下が現れていることから、どんな状態をリラクセーションと感じるかは個人差の要因が関連している。しかし、臨床で活用するためには、どちらの状態であっても、より短時間でリラクセーションが得られる方法の検討が必要である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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