【目的】本研究の目的は、看護職者の生涯学習を支援するシステムを、看護職者が労働ないし生活の拠点である地域において構築することである。 【方法】先行研究および看護職者がおかれている現状から問題点を抽出するとともに、看護職者がもつ学習へのニーズ、学習実態、学習阻害要因などを実態調査から把握する。それらをもとに地域において看護職者の生涯学習を支援するシステムを構想する。 【現在までの成果】看護職者の生涯学習に関する先行文献検討および、学習に関するニーズや学習阻害要因などに関する実態調査を終了し、以下のことが明らかとなった。 1.看護職者の養成教育制度上の問題と課題 2.インサービスエデュケーションの系統的・組織的学習体制の問題と課題 3.インサービスエデュケーションでの学習の成果を評価するシステムの未整備 4.地域における学習相談や情報提供機関の未整備 今後、これらの問題点や課題をし、生涯学習支援システムの構想について検討する。
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