研究課題/領域番号 |
11672339
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐伯 和子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (20264541)
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研究分担者 |
平野 憲子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (50295367)
加藤 欣子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10264516)
和泉 比佐子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (60295368)
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キーワード | 地域看護アセスメント / 地域診断 / 教育用モデル / コミュニティ・アズ・パートナー・モデル / テレヘルス |
研究概要 |
地域の看護アセスメントのための教育用モデルの作成をめざして、本年度は教育方法の開発とモデルの試案作成をおこない、その評価を実施した。 1 教育用モデルの試案作成 モデルの開発にあたっては基本的な考え方としてa)看護過程の考え方を活用して地域社会をシステム的にとらえることができることを考慮し、コミュニティ・アズ・パートナー・モデルを基本に置き、b)看護とは何かを明確にするために看護診断の考え方を取り入れ、c)地域全体を把握できる視点を持ち、d)ヘルスプロモーションを志向する活動を目的に活用できるものであることを意図した。モデルは地域の基本構造(人口と地域社会の構成要素)および人々の健康と生活を保健活動の領域別に三側面(身体生物的・心理社会的・行動的)からアセスメントし、抽出された健康課題の背景と地域への影響を構造化することを示したものであり、表と図で表した。 2 講義、演習、実習での試用 教育方法の工夫として、テレビ会議システムで演習フィールドの保健センターと大学をつなぎ、地域アセスメントについての学習の動機づけを強化した。教育用モデルは講義および演習で活用し、その後実習で使用した。 3 教育用モデルの評価 今回作成した地域アセスメントモデルは実習指導者の立場からは妥当性と有用性が確認された。しかし、地域の健康課題の背景となる要因を関連させて思考する健康課題の構造化に関しては、学生、指導者双方からわかりにくいと評価され今後の課題となった。
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