研究課題
本研究の目的は看護系大学編入学制度に対する3年制看護専門学校卒業生、3年制看護短期大学卒業生、在校生らの期待などの意識調査を行い、今後の看護学教育における課題について明らかにすることである。今年度は、1)文献検討及び編入学在学生に対する面接調査に基づく調査枠組みの作成、2)1)に基づいた調査票の作成、プレテストの実施、3)対象看護教育機関の選定を行った。1)文献検討及び編入学在学生に対する面接調査に基づく調査枠組みの作成看護系大学編入学制度に関する文献の検討、また編入学在校生11名、専門学校卒業生及び在校生10名に対する面接調査内容の分析結果より、調査の枠組みとして次の4側面を抽出した。(1)対象者の特性(年齢、性別、最終学歴、臨床経験、教育経験、現在の職業・職位、婚姻状況、子どもの有無、学費の工面等)(2)編入学志望動機(編入学志望動機、編入学に対する興味、希望大学の選定基準等)(3)学習内容・方法(学びたい内容とその理由、カリキュラムに対する要望、講義・演習・ゼミ等学習方法への要望(4)編入学に必要な環境・社会的支援(再雇用の保証、カリキュラム、家族の協力、奨励金制度等)2)1)に基づいた調査票の作成、プレテストの実施1)の調査枠組みおよび面接調査結果を参考にし、 項目の調査票を作成した。プレテストは10名に行い、回答しやすさ等について検討し、修正した。次年度は本調査を実施する予定である。