研究課題/領域番号 |
11672357
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
樋口 康子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50198991)
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研究分担者 |
吉田 みつ子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (80308288)
川原 由佳里 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (70308287)
濱田 悦子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (10208580)
佐々木 幾美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (90257270)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | 編入学制度 / 学習ニーズ / 看護教育 / 社会的支援 / 卒業生 / 在校生 |
研究概要 |
本研究は、看護専門学校、看護短期大学の卒業生および在校生の看護大学への編入学に対する意識を明らかにすることを目的とした。 調査は、(1)対象者の特性(2)編入学に必要な環境・社会的支援(3)編入学志望動機(4)学習ニーズについて、調査票を作成した。対象者は全国N系の7病院に勤務する看護専門学校・短期大学卒業生420名、N系看護専門学校・短期大学在校生432名であった。郵送法による調査を行い、回収率は平均68.8%であった。 編入学制度の認知は、全体で70%程度のものが知っていたと回答し、在校生の方が有意に多かつた。編入学に対する志望については、約半数程度が希望していると回答した。学習ニーズ、学習方法、編入学をするにあたって期待する環境・社会的支援については次のとおりであった。 看護専門学校及び短期大学の卒業生は、看護大学に編入学することによつて、これまでのキャリアを発展させ、人間性を育み研究等に取り組みたいというニーズが高かったが、在校生は保健婦の資格を取得するため、短大にはない大学生活を謳歌したいというニーズが中心となつていた。これらより、編入学のカリキュラムには、キャリアのある卒業生と看護婦としての実務経験のない者が各々のニーズに合わせて選択可能な科目を準備することが示唆された。社会的支援については、編入学を希望しない理由として卒業生の半数近くが学費の負担を挙げており、奨学金等の経済的な支援体制の整備が求められる。
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