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2002 年度 実績報告書

高齢者の自立を目指した転倒ケアに関する縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11672368
研究機関浜松医科大学

研究代表者

鈴木 みずえ  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (40283361)

研究分担者 金森 雅夫  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90127019)
大山 直美  浜松医科大学, 医学部, 助手 (40152269)
キーワード高齢者 / 転倒 / アセスメーントツール / QOC
研究概要

高度医療の専門治療は、高齢者の体力に予想以上の影響を及ぼし、治療に順応できない高齢者は転倒・骨折から寝たきりに至るケースなども見られている。特定機能病院の事故報告書を分析した結果、急性期治療の必要な高齢患者の転倒リスクとして考えられるのは、内服薬(副作用)、静脈内輸液治療、ドレーン・カテーテル挿入、認知機能、身体運動・感覚器障害(歩行障害、パーキンソン歩行、片麻痺など)、せん妄、不穏、身体状況の急変(発熱、手術、検査など)などであり、診療科および治療の特殊性がリスクとして加わることがその特徴であることが明らかにした。平成14年5月より1年間はこれらの事前の調査を基盤に前向きの転倒リスクに関する調査を実施した。平成14年度は老人保健施設・療養型病床群に入所する高齢者の転倒リスクファクターを明らかにするために転倒リスク調査を行い、転倒リスクアセスメントツールを開発した。アセスメントツールの項目は、運動機能(着脱衣の障害)、衛生管理、歩行状況、過去3ヶ月の転倒の4項目、多重ロデスティク分析を実施した。スコアを重み付けし、得点は0-12点とした。カットオフポイントは5点、感度64.0%、特異度83.2%と信頼性の高いツールとなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Suzuki M, Kanamori M, Ohayma N: "The Relationship between tear of falling, activities of daily living, functional disability and health-related quality of life among Japanese Elderly"Nursing and Health Sciences. 4(4). 155-161 (2002)

  • [文献書誌] 鈴木みずえ: "転倒後の高齢者に対する心理的ケア"コミュニティケア. 4(7). 32-34 (2002)

  • [文献書誌] 鈴木みずえ: "転倒予定のアセスメントとケア"医学書院(9月に出版予定). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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