研究課題/領域番号 |
11672393
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
稲吉 光子 北里大学, 看護学部, 助教授 (60203212)
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研究分担者 |
川口 優子 神戸大学, 医学部・保健学科, 助教授 (90152941)
遠藤 恵美子 北里大学, 看護学部, 教授 (50185154)
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キーワード | 臨床試験 / 治験 / リサーチナース / リサーチナースの役割 / 安全 / がん患者 / 相互作用 / 意思決定 |
研究概要 |
1.臨床試験は医薬品開発のために行われる試験行為である。1999年4月に開設された北里大学病院治験管理室でのリサーチナースの活動も軌道に乗ってきたので、勉強会を持ち、相互理解をはかった。リサーチナースは製薬会社の企業秘密となるデータの守秘義務があるので、臨床試験に関わる看護研究は、治療・療養に伴う従来の看護研究とは異なることがわかった。それを踏まえて、臨床試験での安全な経過を促す指標(indicator)を得るために、がん患者とリサーチナースの意思決定についての相互作用を明らかにする参加観察と面接調査手順を決めた。 2.University of California,Los Angelesの病院診療部に所属する2人のリサーチナースの面接から、臨床試験での看護実践の特徴が得られた。リサーチナースを選んだ動機は、ベッドサイドケアより研究的役割への興味とやりがいであり、それらは以下に示す内容であった。 リサーチナースの役割 ・教育坦当者(teacher) ・カウンセラー(counselor) ・リエイゾン(liaison) ・擁護者(advocate) ・支援者(supporter) ・調整者(coordinator) ・共同研究者(co-investigator)
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