本年度の研究実施計画に基づき以下の諸点を中心に研究を予定通り遂行した。 1.生物学史関連論文のデータベース化 「生物学史研究」、「科学史研究」、「Historia Scientiarum」「Journal of History of Biology」等、国内外の専門雑誌に掲載された生物学史関係論文の題名、著者、領域等をデータベース化した情報をインターネット上で公開できる準備を整えた。どのホームページからのリンクによるアクセスが最適なのか検討した。情報環境が整備され次第ネット上で公開する予定である。 2.研究成果め報告及び研究に対するレビュー・情報交換 これまでの研究成果をまとめ、2001年7月8日から14日までメキシコ・シティにいて開催された第21回国際科学史会議において"The progress of studies in the history of biology in Japan"と題して報告した。その際、イタリア、メキシコ、アメリカの研究者と意見交換を行ないレビューを受けた。 3.1次資料の活用 米国のジョンズ・ホプキンス大学大学院で学び、日本の動物学に大きな貢献をした動物学者の入学動機、受講科目、担当教員等を1次資料を使ってまとめた。 4.成果報告書の作成 3年間の成果を中心に、研究課題全般ついての冊子体の報告書を作成した。
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