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1999 年度 実績報告書

看護・介助作業の動作分析と筋負担

研究課題

研究課題/領域番号 11680021
研究機関名古屋大学

研究代表者

島岡 みどり  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 助教授 (30135389)

研究分担者 今枝 敏彦  藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (00303636)
蛭田 秀一  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 助教授 (30173272)
小野 雄一郎  藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (80135334)
キーワード看護 / 介助 / 動作分析
研究概要

本研究の目的は、看護・介助作業を3次元動作分析することによって、非対称保持・持ち上げ動作を正確に測定し、作業にともなう筋負担を評価することであった。本年度は、まず、本研究において分析対象とする具体的な看護・介助作業を抽出するために看護系大学の教員に協力を依頼し、看護現場で実際に行われている看護・介助作業の方法を実演してもらった。その際、磁気式の3次元動作分析装置(FASTRAK,POLHEMUS社製)のセンサーと筋電図電極を身体各部に装着させ、作業上の問題点や測定精度を検討した。装着したセンサーや筋電図電極およびそれらからのコードは、各種作業に伴う動作の種類によっては若干邪魔にはなったが、作業遂行上、本質的変更を要するには至らないと判定された。動作分析上の測定精度は1cm以内を確保できたが、作業場所の周囲に金属製品があると位置座標データが大きくずれる等の問題が生じ、測定に際しては、少なくとも作業空間から1m以内に金属製品を置かないことが必要であると判明した。したがって、次年度の実験にむけて、金属製のベッドや車椅子等の代替品として木製等の非金属製の相当品の準備を進めた。筋電図測定と位置座標測定の同時測定に関しては、相互間の影響は無視できるものと考えられた。本年度の結果から、次年度の実験で行う看護・介助作業の種類として、ベッド上での抱き起こし介助および寝かせ介助、べッドと車椅子間の移動介助をそれぞれ想定した作業の採用を決定した。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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