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1999 年度 実績報告書

ヒト乳幼児の四足歩行における歩容の個体発達に関する縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680049
研究機関北里大学

研究代表者

安部 希美  北里大学, 一般教育(体育及び資格教育センター), 講師 (50222667)

キーワード乳児 / 乳幼児 / 四足歩行 / 四つ這い / 高這い / 歩容 / 発達 / 縦断研究
研究概要

今年度は,乳児期を中心にその四足歩行の個体発達過程をHildebrand(1966)の歩容グラフ上に記述する事を目的に,週1回程度乳児の自宅と大田区内の児童館に於てDVカメラにて記録を実施。結果の概略は次の通り。
1,年度の初期は何かと不都合が多く,立上げに時間を要し,遺憾ながら研究発表はなされていない。
2,今回得られた歩容の全ては,LS(diag.cpts.)とTrotのslow walkとmoderate walkの範囲内で変化し,開始初期の歩容は四足歩行の源泉とみなされた領域に分布した。以下便宜上約1月毎の事例変化を記す。
3,夏から冬にかけ生後8ヶ月以降に開始した2名の四つ這いを観察。男児A:四つ這い開始時より全18回観察(うち2回は二足歩行移行後)。LS slow(開始時,1月目),Trot mod.(2月),LS mod.(3月)と速さを増しながらLSとTrotの境界近辺を変化したが,二足歩行移行後はLS slowと速さが遅くなった。男児B:四つ這い開始1月日より全9回観察。LS slow(1〜3月),Trot mod.(4月)と二足歩行移行直前に顕著に変化。
4,秋冬に1名の高這いを4回観察。男児C:LS mod.(0月),Trot mod.(1月),LS mod.(二足歩行移行後)。
5,2月より生後8ヶ月以降に開始した2名の四つ這いを観察中。女児D:開始1月目より7回観察。LS slow(1月),Trot slow(2月)と変化。男児E:開始時より9回観察。LS slow(開始時),Trot slow(1月)。
なお参考のためC児までは,家具や床面の模様等より間接的に移動距離等を求めたが,D児からは30cm四方のシステムカーペットを用い直接測定可能となり,今後はそこから得られる結果も含めて報告したい。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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