研究課題
イギリス植民地ベチュアナランド内のカラハリ砂漠において、サンのなかに毛皮の運搬や猟法の変化などのように直接的影響を受けていた人々とカラハリとの毛皮の交換を通して無意識のうちに世界システムに巻き込まれていった人々という、毛皮交易に対する2つの対応がみられた。とりわけ1930年代には、サンがカラハリに従属する関係がみられたが、毛皮税の支払いがなくなると、サンの自立性が高まっていった。以上のように、イギリス植民地時代におけるサンの社会変化の一側面が明らかになった。
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