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1999 年度 実績報告書

湖の酸性化に関する水文学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680091
研究機関上越教育大学

研究代表者

佐藤 芳徳  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (40143185)

キーワード湖 / 水質 / 酸性化 / pH / 融雪 / 滞留時間
研究概要

平成11年度は、2年間の研究期間の前半にあたり、従来の研究例やデータ等を整理し、本研究に利用できる形に再編した。この作業の一部は、研究補助員により行われた。その後、本研究の主要部分となる調査資料収集を始めるため研究計画を調整し、11月から現地調査、採水、水質分析等を実施した。
研究対象地域は、積雪のために冬季の観測が不可能な地域がある。それを考慮し、降雪前の基礎データを収集した。pH等の現地測定が必要なものはその場で測定し、採水して研究室で水質分析を行った。また、精密測定が必要な項目及び同位体等については、筑波大学、通産省工業技術院地質調査所の施設・計器を借用して分析した。また、精密pH計を購入し、現地観測のデータと採水し実験室に持ち帰った試料との比較も行った。その結果、実験室に試料を持ち帰ってもpH値にはほとんど変化がなかった。
本年度の調査結果により、研究対象としている湖間において、湖の位置、湖水の滞留時間、流域水収支などの違いにより、湖の水質に変化があること、特に流域での降水の滞留時間が極端に短い湖や、湖からの地下水流出が顕著な湖等が認められた。それらについての詳細な考察は、次年度(平成12年度)に行うこととした。また、人為的に水位が操作され調査に不適当な湖もあり、研究対象から外した。
次年度は、本研究の最大の目的である融雪期の湖の水質変化を明らかにするため、年度始めは野外調査を主とし、調査資料が出そろった段階で解析を行い、報告書を作成する予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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