研究概要 |
3ヵ年計画の最終年度である平成13年度は、まず、高齢者に関しては、平成12年11月に中国ハルピン市において身体計測した65歳以上の女性100名のデータ解析をし、中国東北地方の高齢女性の体型特性を把握した。その結果は日本家政学会53回大会(岡山,2001.5.13)において口頭発表した。 障害者については、利き手の第一指障害を設定した着用実験、着脱の難易性に関する官能検査の結果の一部を日本家政学会53回大会(岡山,2001.5.13)において口頭発表するとともに、さらに着用実験をして被験者を増やし、上肢障害と留め具の種類や部位別にみた着脱の難易度を明らかにした。さらに袖の構造と上衣着脱性について被服圧計測によって負荷の経時変化を捉えた。視覚障害に関しては、中途失明者と模擬視覚障害者群を被験者とする着用実験を行い、障害によるバリヤーの相違点が明らかにし、その結果は日本家政学会54回大会(東京,2002.6.2)において口頭発表する。これらの結果を報告書にまとめた。
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