平成12年度は、以下の通り、計画通り進行した。 (1)中学生を対象者として、第10年目の調査(調査項目は食生活、生活状況、健康状況に関する約100項目)を実施した。対象者は1年生から3年生の655名である。調査した結果はコンピュータに入力し、単年度の集計を行った。 (2)平成3年から12年度までの10年のデーターをまとめ、1年生、二年生、三年生のそれぞれの学年ごとのデーターファイル(A)、および、1年から3年までの個人ごとの追跡データーをまとめたデーターファイル(B)を作成した。 これにより計画していた平成3年から平成12年度にかけてのデータファイルが完成した。 (3)データーファイル(A)を用いて解析に着手し、その第一報「取り組みの概要」を第59回日本公衆衛生学会で発表し、優秀賞を受賞した。 (4)平成13年度は、データーファイル(A)を用いて、「食生活、生活状況と健康の10年間の推移」の解析に、そして、データーファイル(B)を用いて、「健康の推移に生活や食生活がどの様に関与しているか」の解析に着手する予定である。
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