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1999 年度 実績報告書

数学科教育法の授業を学校現場と一体化させるための実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680171
研究機関弘前大学

研究代表者

吉川 行雄  弘前大学, 教育学部, 教授 (50281910)

研究分担者 昆 正博  弘前大学, 教育学部, 教授 (70103017)
キーワード数学科教育法 / オープンエンドアプロ-チ / 問題解決学習 / 教材開発 / 教材研究 / 授業カンファレンス
研究概要

1.授業モデルとして次の2つを取り上げ、具体的な課題はそれぞれ下記のように以前に開発してあったものを利用した。これらの課題を検討し直したところ、本研究の目的に適した優れた点が新たに見い出されたからである。
(1)問題解決学習の授業 「トイレットペーパーの回転数」
(2)オープンエンドアプロ-チの授業 「九九表の性質」
2.研究会では毎回新しい課題が話題になり、いくつもの興味深い課題を開発することができた。そのうち下記の課題については、すぐに実践を試みたところ、学生、現職教師ともに意欲的な取り組みが見られ、本研究の目的に「未体験の課題」が有効に働くことが確信できた。
(1)「ジュースの代金120円の支払い方は何通りあるか」
(2)「ニューミレニアム 暦のいろいろと閏年の決め方」
(3)「2円に接する円の中心の軌跡」
(4)「回転するリング状立体」
3.実践授業の授業カンファレンスでは、子どもの発言に対する教師の対応の仕方や子どもがうまく表現できないでいる考えの見い出し方などが、授業展開を決定づける要素であることが論議の対象になった。これは教師の「力量」であり、学生にとくに注目させたいところである。
4.この力量を育てるのに、教材研究、とくに新しい課題を開発する体験が効果的であることが予想される。次年度以降、この点にも注目してゆきたい。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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