1.第14〜22回生命倫理教育ネットワークの勉強会を東京都立日本橋高校と麹町高校で行った。毎回15〜30名の高校教師の参加を得た。生命倫理教育に関する議論を、高校教師ネットワークで継続的に行っており、現段階で2冊の本を出版した。 2.筑波大学所在の国際生命倫理資料センターを改善する。データベースが維持されており、Eubios Journal of Asian and International Bioethicsにおいて発表されている。 3.バイオテクノロジーや生命倫理に関するアンケート調査が、日本全国の一般大衆と科学者を対象に行われ、1991年のデータをアップデートした。 4.バイオテクノロジーに関するアンケート調査の分析結果を発表しており、これには、日本の高校生、科学者や一般大衆に対して行われたオープンコメント形式のアンケートの分析結果も含まれる。人々の理由付けを理解するために、オープンコメントの分析を続行する。これには、科学者が社会でどのような役割をになっていると感じているかの理解も含まれる。 5.筑波大学において、1999年11月20-23日にわたって、第5回つくば国際円卓会議(TRT5)を開催した。参加した日本人科学者は60名、海外からの研究者は36名で、全体で19カ国からの参加であった。 6.2000年10月27-29日に開催された第6回つくば国際円卓会議(TRT6)は、生命倫理、健康と環境について開かれた一連の会議(東京と福井でそれぞれ引き継がれた)の出発点であった。TRT6には日本人研究者が60名、海外研究者が46名参加した(全体で17ヵ国からの参加であった)。 7.日本や海外の人とのインタビューを通じて、生物学者が生命倫理においてどのような役割をになっていると感じているかを論議する。この問題に関心を寄せる、研究者との国際的ネットワークが広がりつつある。 8.この結果は日本人研究者、ならびに海外の研究者と論議を重ね、いくつかの会議において発表されている。すべてのプロジェクトの結果はインターネットを通じて公開されている。 <http://www.biol.tsukuba.ac.jp/〜macer/index.html>
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