研究概要 |
世界語である算数・数学表記を、自らの創造を表現する言葉して、また、互いに共感する他者理解のための共通言語としてとらえ、直面する課題を解決し、他者理解をはかり、自己実現をめざしての国際的なコミュニケーションを展開する能力・態度を育てる指導法を開発すること。 今日的コミュニケーションツールであるインターネットを活用して、次の課題を遂行した。 1)指導法の範型と典型事例の開発 2)数学的コミュニケーションの特質の明確化 3)指導の効果 4)指導に必要な人的物的資材の明確化 特に2年目として,夏には,オーストラリア側が日本へ来日し,研究計画をつめた。気象データを題材にしたコミュニケーションのパイロット研究を行った。また,夏には,ICME9,TSG6で,遠隔教育について研究発表を行った。また,ICME9,WGA3で,高等学校におけるテクノロジー利用の新動向を提案した。さらに,PME25のための発表論文を作成し,投稿した。日本語での投稿も準備中であり,学会誌等に掲載され,また教育雑誌等に掲載されるように務めた。文化,英語教育など,数学教育以外の面に成果が派生してきている。電子情報学系の院生等の支援を得て,サイトの充実に努めている。3年目は,6月に,気象データをもとに行う予定である。
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