研究課題/領域番号 |
11680184
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
村松 常司 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70024065)
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研究分担者 |
村松 園江 東京水産大学, 水産学部, 教授 (20082373)
佐藤 和子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50024021)
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キーワード | 健康習慣 / 生活習慣 / 大学生 / セルフエスティーム / 小学生 / 中学生 / 健康教育 / 喫煙行動 |
研究概要 |
大学生563名を対象に喫煙、飲酒、運動習慣、間食、体重、朝食、睡眠、栄養のバランスの8つの健康習慣の状況とセルフエスティームの調査を行った結果、大学生の健康習慣の実施状況は性別、大学別、セルフエスティーム別に特徴がみられたが、全般的には余り好ましくない状況であった。小学5・6年生1037名を対象に喫煙、飲酒、運動習慣、間食、朝食、睡眠、栄養のバランス、偏食の状況とセルフエスティームとの関連を追究した結果、多くの好ましい健康習慣を実践している者のセルフエスティームはそうでない者より高いことを認めた。小学5・6年生1037名を対象に喫煙に関する行動・態度・環境とセルフエスティームとの関連を調査した結果、喫煙に関する行動・態度・環境が好ましい状況である者ほどセルフエスティームが高いことを認めた。中学生1234名を対象に喫煙、飲酒、運動習慣、間食、朝食、睡眠、栄養のバランス、偏食の状況とセルフエスティーム尺度との関連を調査した結果、好ましい健康習慣を実践している者のセルフエスティームはそうでない者より高いことを認めた。中学生1234名を対象に喫煙に関する行動・態度・環境とセルフエスティームとの関連を追究した結果、喫煙に関する行動・態度・環境が好ましい状況である者ほどセルフエスティームが高いことを認めた。 以上の5つの研究から、喫煙を含む健康習慣の実施状況とセルフエスティームとの関連は極めて強く、また、喫煙に関する行動・態度・環境が好ましい状況である者ほどセルフエスティームが高いことを認めた。本研究の結果は、青少年の好ましい健康習慣の実践と非喫煙には、セルフエスティームを高めることに視点を当てながら、家族を取り込んだ健康教育の工夫と両親、兄姉、友人等の周囲の非喫煙環境を拡大することが大切であることを示唆している。
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