研究課題/領域番号 |
11680197
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研究機関 | 中村学園大学 |
研究代表者 |
梅埜 國夫 中村学園大学, 家政学部・児童学科, 教授 (00132689)
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研究分担者 |
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総括研究官 (10280512)
古相 正美 中村学園大学, 家政学部・児童学科, 助教授 (30268966)
真野 素近 中村学園大学, 家政学部・児童学科, 助教授 (20268965)
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キーワード | 小学校 / 中学校 / 理科教育 / 教育用語 / 標準化 |
研究概要 |
1.前年度に行った小学校理科教科書中の理科教育用語の抽出に準じて、本年度は中学校理科教科書(現行のもの全て、5社・5種類)中の理科教育用語の抽出を行った。 2.教科書の章構成は、教科書ごとに異なっているが、学習指導要領の各大項目に対応する章を、便宜上「単元」として、用語抽出上の単位とした。ただし、第2分野の「(6)大地の変化と地球」中の「ウ 地球と人間」は、教科書中では、しめくくりの独立した章として扱われているため、用語抽出に当たっても、別単元として扱った。 3.抽出した用語のリストを、小学校理科教科書の場合と同様に、「植物名」「動物名」「生物(動植物名を除く)」「電気・磁気」「光・音」「力・熱・エネルギー」「化学」「宇宙・天体」「気象・流水」「地質・地形」「器具・道具」「材料・素材」「科学の方法」「その他」に分類して、記載されている単元別に集約した。 4.集約してみると、中学校の場合は小学校の場合と異なり、化学に関する用語がかなり多いため、「化学」をさらに、「化学物質」と「化学(物質名を除く)」に分けることにした。また、生物関係と地学関係とににまたがる環境関係の用語が多くあったため、「環境」という分類を新たに設けた。 5.抽出した用語の数(種類数)は、各単元ごとに集約したものを合計すると、第1分野で5000語以上、第2分野では6000語以上に及んだ。これらについて、さらに詳細な分析を行いつつある。 6.学習指導要領改訂に伴って発行される新課程用教科書についても、次年度に発行され次第、用語の抽出と分析を行う予定である。
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