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1999 年度 実績報告書

多様なユーザや授業タイプに対応するための授業設計訓練システムの機能拡張

研究課題

研究課題/領域番号 11680211
研究機関東京工業大学

研究代表者

松田 稔樹  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (60173845)

研究分担者 野村 泰朗  埼玉大学, 教育学部, 講師 (30312911)
波多野 和彦  東京工業大学, メディア教育開発センター・研究開発部, 助教授 (50198751)
中川 正宣  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (40155685)
キーワード教師教育 / 授業研究 / 授業設計 / システム開発 / 授業評価 / 授業設計訓練システム / 教授活動モデル / 教材研究
研究概要

今年度は、既に開発してきた教職課程向け「授業設計訓練システム」について、(1)設計した授業計画が生徒の特性に応じた適切な展開になっているかを評価・助言する機能を実現すること、(2)より実際の授業をイメージさせながら計画立案させるために「板書エディタ」とその評価・助言機能を開発すること、(3)次期学習指導要領で重視される問題解決能力や情報活用能力を育成する授業を計画させるための基本的な枠組みと作業手順を確立し、それに必要なシステムの機能拡張を図ることの3点を目的とした。
まず、3つの目的達成の基礎として、システムの核となるデータベース部分をインタフェースの設計と独立させ、新規素材の追加や、インターネットによる情報の共有、マルチプラットフォームでのシステム開発などに対応できるようにした。
目的(1)については、素材情報に、主要概念、表現内容、表現形態、表現性質というラベルを付加し、その系列によって、教材提示の系列の適切さを評価することとした。このために、披験者実験を行い、適切な生徒モデルの分類、分類ごとに適切な教材提示の系列などを求めた。また、その結果に基づいて評価・助言機能を実現し、その適切さや教育効果を検証した。さらに、ラベル情報を活用して、次元分けの適切次元を表現する方法を定め、手法化した。その際、次元分けと目標分析や指導案作成とをより密接に関連づけ、評価・助言する方法を検討し、システムに実装して、その効果を検証した。
目的(2)については、「板書エディタ」とその評価・助言機能を実現し、その適切さや訓練効果を実験によって確認した。目的(3)については、新たに、分岐の記述と単元レベルの設計が可能な指導案作成エディタを開発した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 松田稔樹: "授業設計訓練システムの開発と教職課程での運用・評価"日本教育工学雑誌. 22・4. 263-278 (1999)

  • [文献書誌] 松田稔樹: "情報教育から見た数学教育"日本巣医学教育学会YEARBOOK. 5(掲載予定). (2000)

  • [文献書誌] Natsuko ISHII: "Integrating Informatics Education: A training program for novice teachers"Proceedings of ICCE'99. 2. 19-26 (1999)

  • [文献書誌] 野村泰朗: "授業設計・教材開発支援のための教科書・教材データベースの開発"日本教育工学会研究会報告集. JET99-2. 43-48 (1999)

  • [文献書誌] 山本直哉: "認知的アプローチからの教授行動モデルの開発と適用(10)〜授業設計訓練における板書計画支援機能の開発"日本教育工学会第14回大会講演論文集. 397-398 (1999)

  • [文献書誌] 赤松理紅子: "授業設計訓練システムにおける伝達内容の系列に着目した評価・助言"日本教育工学会研究会報告集. JET00-2(印刷中). (2000)

  • [文献書誌] 中村竹希: "授業設計訓練システムの次元分けに関する機能の拡充とその効果"日本教育工学会研究会報告集. JET00-2(印刷中). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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