研究概要 |
総合的学習の理論(定義・学力)とそのカリキュラム開発の方法(枠組みと手つづき)と子どもの評価(ポートフォリオ評価)について,その理論的枠組と方法を実践研究(アクション・リサーチ)をしながら明らかにした。 1.総合的学習は「テーマやトピックや問題に基づき,体験や活動を通して自らの問題解決を行ったり,その子の学びをつくる学習で,表現力,交流実践力を育てる学習」と定義した。そこで育てるべき学力として,コミュニケーション力,情報活用力,問題解決力等が考えられる。 2.総合的学習のカリキュラム開発の枠組と手つづきを明らかにし,安城市のT小学校で実施し,検証を試みた。(学校全体でのSBCDを実践した) 3.総合的学習の評価として「ポートフォリオ評価」の可能性について,その経緯と理論について明らかにした。特にアメリカのハーバード大学の「プロジェクト・ゼロ」の研究に依拠し,秋には資料収集を行い,アメリカの小・中学校を訪問し、実践からの分析も試みた。又,日本でもT小学校で実施し,その可能性と問題点を明らかにした。
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