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1999 年度 実績報告書

総合的な学習の時間を支える情報活用の実践力育成のためのカリキュラム開発と試行

研究課題

研究課題/領域番号 11680219
研究機関滋賀大学

研究代表者

宮田 仁  滋賀大学, 教育学部, 講師 (50263166)

研究分担者 清水 毅四郎  滋賀大学, 教育学部, 教授 (30073589)
キーワード情報教育 / 総合的な学習の時間 / 情報活用能力 / 情報活用の実践力
研究概要

本研究の3年間の研究目的は,「総合的な学習の時間」を支える情報活用の実践力育成のためのカリキュラム開発と試行である。初年度である今年度は,カリキュラムを開発する準備段階として,「総合的な学習時間」導入の意義や背景と生きる力の定義を再吟味し,大学教官と現職教員との意見交流を図るために,科研シンポジウムを,滋賀大学教育学部教育実践研究指導センターにおいて,「総合的な学習の時間」をどう構想するかというテーマで実施した。また,「総合的な学習の時間」の学習過程と情報活用の実践力が発揮される場面に関して,滋賀大学附属小・中学校での授業観察をもとに検討した。その結果をもとに,情報教育の観点を取り入れた学習過程と授業設計に関して提言を行った。具体的には,体験学習と連動して,(1)課題にひたる段階,(2)課題をつかむ段階,(3)課題を調べる段階,(4)課題をまとめる段階,(5)課題を広げる段階,を設定し,それぞれの段階での情報活用の実践力の関わりを,情報活用のモニタリングの観点からまとめた。今年度の実践研究としては,総合的な学習を支える情報教育の実践として,滋賀大学附属中学校でのメディア学習を取り上げ考察を行った。また,大津市立瀬田小学校では校内LANの教育利用と「総合的な学習の時間」をテーマに,情報教育のカリキュラムを試行的に実施した。その結果,情報活用能力,とりわけ,情報活用の実践力をどう評価するか,が課題として残された。次年度は情報活用の実践力を情報活用の自己モニタリングの側面から分析するとともに,具体的に「総合的な学習の時間」を支える情報活用の実践力育成のためのモデルカリキュラムを提言したい。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 宮田 仁: "情報の共有を支援するメディアの違いが問題解決過程に及ぼす影響"日本教育工学会誌「日本教育工学雑誌」. 23巻S. 73-78 (1999)

  • [文献書誌] 宮田 仁: "状況論的アプローチによるプログラミングの指導と分析"日本教育情報学会誌「教育情報研究」. 15-1. 21-31 (1999)

  • [文献書誌] Hitoshi Miyata: "Effects of Anchored Instruction on Enhancing Elementary School Students' Problem-solving Skills"The Proceeding of International Conference on Computers in Education 1999. 475-482 (1999)

  • [文献書誌] 宮田 仁: "情報ネットワークを総合学習にどう活用するか"日本教育工学会 夏合宿研究会報告集. 22-25 (1999)

  • [文献書誌] 宮田 仁: "アンカー教授法によるProblem-oriented教材の設計を開発(1)"日本教育工学会第15回大会論文集. 349-350 (1999)

  • [文献書誌] 清水 毅四郎: "教師が生きる総合的な学習"(株)大阪書籍. 158 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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