研究概要 |
・子音データベースの収集…聴覚障害児30人分の日本語子音/k,p,t/,/b,d,g/,/n,m,/,/s,h,z/,/y,w/,/r/,/n/と拗音(/gya/など)が含まれる単音節音声データベースを作成した(既に健聴児の音声データは収録ずみ)。 ・子音訓練ソフトウェアの開発…DPマッチング、隠れマルコフモデル及びニューラルネットワークの誤る性質が異なることを利用したハイブリッド型の評価基準を持つ認識ソフトウェアを開発した。 ・単語データベースの収集…日常生活で良く用いる簡単な単語(2〜5音節程度)の音声データベースを健聴者30人分および聴覚障害児30人分収録した。 ・単語訓練ソフトウェアの開発…DPマッチングを用いて、日常良く使う単語の発話訓練を行うゲームソフトウェア「音声迷路」を開発した。 今回作成したWIndows版聴覚障害児用発話訓練システムを愛知県立千種聾学校、愛知県立岡崎聾学校、愛知県立豊橋聾学校、身体障害者療護施設球藻荘(豊橋)、三重県身体障害者総合福祉センター情報処理室、東京都難聴児を持つ親の会、静岡大学情報学部、京都大学等の公共機関と約20名の個人ユーザに1月より評価していただいている。
|