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1999 年度 実績報告書

複雑系手法を用いたデザイン教育用パターン生成システムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680235
研究機関札幌市立高等専門学校

研究代表者

城間 祥之  札幌市立高等専門学校, インダストリアル・デザイン学科, 教授 (90113571)

キーワード複雑系 / セル・オートマトン / フラクタル / カオス / デザイン / 教育 / パターン / 変換式
研究概要

まず,花形図形を基本パターンとするパターン生成プログラムを開発し,つぎに,その花形図形に各種変換を施し,パターンのイメージを変えるプログラムを開発した.すなわち,拡大・縮小・回転変換,せん断変換,波形変換,合成波形変換,扇形変換,双曲変換,円筒平面変換,円錐面変換,放物平面変換,射影変換,円筒面反射変換,鏡面反射変換,球面反射変換,放物体反射変換などの変換プログラムを開発した.変換プログラムを複雑系手法に基づく抽象模様生成プログラムに適用することを目的として,まず,ベクトル画像として生成される抽象模様をビットマップ画像に変換するアルゴリズムを開発し,セル・オートマトン画像生成プログラムに組み込んだ.ここでは,セル・オートマトンの(1)1次元2状態3近傍の256ルール,(2)1次元2状態5近傍総和型の64ルール,(3)1次元2状態5近傍の43億ルール,(4)1次元2状態線形セルオートマトン,(5)2次元9状態5近傍線形セルオートマトンなどの関数プログラムに画像形式変換アルゴリズムを組み込んだ.次に,セル・オートマトン画像のパターンイメージをバラエティあふれるようにするため,上記の各種変換プログラムとセル・オートマトンプログラムとを結合させ,それが有効的に動作することを確認した.
今後は,カオスについて,(1)回転状カオス,網目状カオス,円環状カオス,強制系カオスなどのような面積保存型,および(2)面積変化型円環状カオス,(3)翼状カオス,(4)チョーサとゴルビツキーの対称型カオスなどの関数形式描画プログラムに上記の各種変換プログラムを組み込む予定である.また,フラクタルについてもジュリア集合,マンデルブロー集合,シェルピンスキー曲線,コッホ曲線などの描画プログラムに上記の各種変換プログラムを組み込む予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshiyuki SHIROMA: "A STUDY ON THE GENERATION OF ALEATORY FORMS BY ALEATORY"Proceedings of ICED 99. vol.3. 1733-1736 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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