1.カリキュラム確定とメディア教材の制作等 工業基礎法学用に山口大学(8月転任)経済学部知的所有権法(後期2単位)の全講義を録画し、当該録画内容について授業要素毎に数分単位で切り分けを行いDV形式でファイル化を行った。当該ファイルはMPEG圧縮により工業基礎法学メディア教材にリンクさせている。また、特許情報報告書を提出させる開発教育について、特許電子図書館利用の授業手法と効果分析を特許庁技術懇話会発行の「特技墾No.225号」で詳細に報告した。更に、同内容を大学の授業改善の視点からまとめた報告が文葉社発行の「FDが大学教育を変える(木村担当14〜26頁と討論部分42〜59頁)」である。これらの、メディア教材作成や授業手法報告等と並行して最終的なカリキュラム・単元内容を確定している。 2.放送番組用ビデオの作成 知的財産権の基礎知識修得と特許電子図書館の利用方法修得のための20分番組を制作した。この番組は、山口ケーブルビジョン(CATV)で平成15年4月中旬から2週間連続で放送されることになっている。番組終了後は山口大学内のホームページからストリーミングで配信予定である。 3.小学校と山口大学を結んだ知財教育遠隔双方向授業の実施と記録 知財教育メディア教材化のサブセット版として、山口大学と宇部市内の小学校間イントラネット(1G)回線経由で発明に関する遠隔双方向授業を行った。内容は、即席麺とレンズ付きフイルムを教材に特許庁の小学生向け標準教科書も利用した。双方の学校で収録した4種類の映像を4画面合成しDVDおよびDV形式のままホームページで公開している。
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