研究課題/領域番号 |
11680241
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研究機関 | メディア教育開発センター |
研究代表者 |
瀬田 智恵子 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (70280542)
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研究分担者 |
笹谷 春美 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00113564)
伊藤 公雄 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00159865)
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キーワード | SCS(スペース・コラボレーション・システム) / テレビ会議システム / TALISMAN / ジェンダー / 女性学 / スコットランド / パキスタン / 英語プレゼンテーション |
研究概要 |
1大学でジェンダー関連授業を担当する教員のSCSについての周知度、利用・参加経験、ジエンダー教育におけるSCS利用の意向等を把握するための調査の設計と検討、ジェンダー関連授業担当教員の名簿の収集等を行った. 2アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを中心とする諸外国におけるジェンダー関連科目の大学院コースについて、特に遠隔授業における教材とメディアの活用に注目して文献等による事例の収集を行った. 3大学教育におけるテレビ会議システムの活用と研修方法の開発について、スコットランドのTALiSMAN(Teaching and Learning in Scottish Metropolitan Area Networks:スコットランド都市部ネットワークを活用した教授・学習)プロジェクトが作成した事例集及び研修ニーズの分析の結果を基に、日本の事例との比較検討と問題の共通性を確認した.(コンピュータよりもテレビ会議システムへの利用の関心は低い.女性教官に利用の意向が低いことが、ジェンダー関係科目での利用の不振に反映) 4研究結果のレビューを目的に、笹谷春美北海道教授がイギリスのグラスゴー大学、ストラスクライド大学、スコットランド高等教育助成委員会、ジェンダー関係学会等の訪問調査、及び関係者との研究情報交換等を行った. 5パキスタンからの外国人研究員(受け入れ:メディア教育開発センター)の協力の下、「パキスタンにおける女性と教育」をテーマに北海道教育大学、大阪大学、メディア教育開発センターの3サイとを結んだSCSワークショップを企画・実施し、英語で異文化間のジェンダーを学習する際の授業のあり方の手がかりを得た.
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