研究課題/領域番号 |
11680241
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研究機関 | メディア教育開発センター |
研究代表者 |
瀬田 智恵子 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (70280542)
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研究分担者 |
笹谷 春美 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00113564)
伊藤 公雄 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00159865)
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キーワード | SCS(スペース・コラボレーションシステム) / テレビ会議システム / 活用留意点 / ジェンダー / 女性学 / イギリス / ジェンダー研究・女性学教育コンソーシアム / 事例 / 研修 |
研究概要 |
1 北海道教育大学で平成13年度に開始した「SCS・双方向システム活用の授業推進のためのプロジェクト」と連動しつつ、SCS活用の効果と阻害要因等についての情報収集、検討を行った。 2 平成13年度事業「テレビ会議システム活用の授業を進めるために」の参加者及び講師から、SCS活用の効果と阻害要因等についての情報収集を行い、活用促進の方策を検討した。 3 北海道大学、北海道教育大学の学生、およびグラスゴー大学クライトンキャンパス(イギリス)の教師及び学生に対して、「授業におけるテレビ会議システム活用」に関してアンケート調査を行い、テレビ会議システム活用の意義、効果、効果的な活用のための提案等に関してデータを得た。 4 イギリスにおけるテレビ会議システム活用の効果と課題を調査するために、グラスゴー大学、ロンドン大学、ヘンリー・マネージメント・カレッジ、スコットランド高等教育助成委員会を訪問調査した。 5 イギリスのジェンダー研究・女性学教育におけるテレビ会議システムの活用に関して、ロンドン大学ジェンダー研究所、ヨーク大学女性学研究所を訪問調査した。 6 これまでの研究調査では、コンピュータの活用に比べれば、テレビ会議システムの活用は低調であること、および、ジェンダー研究・女性学教育におけるテレビ会議システムの活用の例は非常に乏しいことが把握できた。 7 平成11-12年度の成果を踏まえつつ、以下の事項について、研究チームによる研究協議および検討を行った。 (1)ジェンダー研究・女性学教育の意義 (2)SCSを活用したジェンダー教育の事例(国内、海外) (3)SCS活用を推進する上での阻害要因 (4)SCSの効果的な活用のための留意点 (5)SCS活用によるジェンダー教育充実の可能性 (6)SCS活用によるジェンダー研究・女性学教育コンソーシアムの課題と提案 8 3年間の研究成果は、科学研究費補助金研究報告書「ジェンダー教育の充実に資するスペース・コラボレーション・システムの活用」として刊行。
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