研究課題/領域番号 |
11680257
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
荒井 紀子 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (90212597)
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研究分担者 |
山田 綾 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (50174701)
佐藤 園 岡山大学, 教育学部, 助教授 (80154061)
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キーワード | ジェンダー / 生活者育成 / 家庭科教育 / 教育改革 / カリキュラム / アメリカ合衆国 / 北欧 / 授業論 |
研究概要 |
本研究の最終年度に当たる本年度は、昨年および一昨年の米国、北欧の現地調査で収集した資料やデータをもとに、ジェンダーおよび生活者育成の視点から各国の教育改革やカリキュラム、教育実践について分析を行い、その結果をまとめた。また、これまでの調査で確認できなかった事項についての再調査として米国、北欧への現地調査を行った。 研究は、テーマごとに各自が分担して進め、打合せ会において各調査の報告と情報交換を行った。また3年間の研究成果のまとめ方について検討した。 研究代表者および分担者の研究内容は以下のようである。 (1)アメリカ ・アメリカの教育改革以後、革新的に家庭科の改造を進めているウィスコンシン州とオハイオ州の教育局と大学を訪問し、改革の状況について聞き取りをするとともに、両州のハイスクール、ミドル・スクールの授業を観察し教師と意見交換を行った。さらに家庭科に関する資料を収集した。(佐藤、荒井) ・アメリカの職業教育法(1976〜1998年)にジェンダー視点がどのように組み込まれたのか、さらに州におけるジェンダー教育プログラムの展開や職業家庭科教育プログラムにはどのような影響があったのかを検討した。(山田) (2)北欧諸国 ・スウェーデンにおける教育改革の現状について家庭科関係者に追加の聞き取りを行うとともにジェンダー・エクイティ教育に関わる教育実践について調査と資料収集を行った。また、北欧各国の1990年代の教育課程基準における市民育成と性平等の視点について分析し、その成果を日本家庭科教育学会平成13年度大会(2001.6.24)で報告した。(荒井) ・北欧(スウェーデンとデンマーク)の学校庁や小・中学校、高齢者・障害者のための福祉施設の視察と資料収集を行った。(山田)
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