〔目的〕 本研究は研究期間内に日本の大学において実用可能なコミュニカティブ教授法としてのペアグループティーチングを確立し、これに基づき日本の大学におけるコミュニカティブ教授法の利用を促す第一・第二言語学習理解の理論的根拠を提供することを目的とする。 〔研究概要〕 4年間の研究期間中の3年目において、1.効果的学習の要因の考察2.学習への理解を深める新パラダイム理論の考察3.学校教育の問題である心理的な条件づけの調査4.本研究から導き出された理論は教室内の実験を対象とした。5.研究資料を整え、報告書概要作成に着手をした。 〔具体的結果〕 普遍的能力としての学習の促進:学術的能力に依存しない高度な学習能力の事象に関する基礎研究を行った。natural学習もしくはlight学習はtaught学習もしくはheavy学習と対立関係にある。 喪失した能力の回復か言語学習の潜在的能力の回復か:幼児の学習能力と成人の学習能力の両方に共通した重大な特性があることが明らかになった。 〔新パラダイム理論〕 効果的学習や創造性のプロセスを解明するために有益と思われる理論を最新の学際的分野において探索した。参加理論の更なる研究は相関関係としての言語の新たな理解に繋がった。 脳の条件づけの問題:精神の所在の研究は知覚的な枠組みを構成するメターパラダイムに条件づけられる。効果的な学習の可能性と革新に対する能力へ制限を加える標準的な教育の影響 理論モデルの教室内評価:言語的発達におけるnatural学習もしくはlight学習を起こすためのコンテント(content)クラスの役割を検証した。 学習の可能性構築の新アプローチ:インサイトライティングが効果的であることを確証した。 同分野に関する学問的な協議:本研究による学習理論の発展は、日本とオーストラリアの大学の研究者達の精緻な研究による。 〔研究発表準備〕研究発表の準備にアデレード大学を訪問した。
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