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2000 年度 実績報告書

大学英語教育におけるプレイスメント・テスト実施の現状調査とアイテム・バンクの構築

研究課題

研究課題/領域番号 11680286
研究機関立命館大学

研究代表者

清水 裕子  立命館大学, 経済学部, 助教授 (60216108)

キーワード大学英語教育 / プレイスメント・テスト / テスト開発 / アイテム・バンク
研究概要

本研究は、わが国の大学英語教育におけるプレイスメント・テスト(以下、PTとする)実施の現状と問題点を把握し、多様な教育環境への応用可能性を考慮したテスト・バッテリーの開発の基盤を作ることにあり、本年度においては、(1)初年度に実施した質問紙調査の結果分析を中心に、(2)PTの実施や独自にテスト開発を行っている大学からの情報収集を行いながら、テスト分析とアイテム・バンクの構築のための調査研究を行った。
(1)の分析の中で、すでにPTを実施している機関に加え、将来、実施計画をもつ大学が多いことが観察され、潜在的な<プレイスメント・テスト実施人口>は多く、関心は高いということがわかった。独自に開発したテストを用いたり、開発を試みようとしている機関もあり、カリキュラムや学習者に応じた測定道具の必要性や重要性を示唆する意見が示されたが、そのニーズに反して、テスト開発や結果処理および分析・解釈に関する具体的な手法や理論面での基盤が各機関にできていないという問題があげられた。そこで、(2)において、PTを開発・利用している機関からテスト・バッテリーの開発方法やアイテム・バンクの構築のための情報を提供してもらうとともに、言語テスト研究におけるテスト作成原理やitem specificationの手法についての文献研究を行い、筆者の所属する機関におけるPT開発を一つの例として、アイテム・バンクの構築のための実践例等を示した。これにより、多くの機関にとっても実用的な資料となり得ることを期待する。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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