研究課題/領域番号 |
11680288
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
八島 智子 関西大学, 外国語教育研究機構, 教授 (60210233)
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研究分担者 |
田中 共子 岡山大学, 文学部, 助教授 (40227153)
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キーワード | 異文化接触 / L2コミュニケーション / コミュニケーション不安 / 異文化コミュニケーション能力 / 英語学習動機 / 異文化適応 |
研究概要 |
本研究の目的は、海外滞在による異文化接触が、学習者の1)外国語学習動機、2)コミュニケーションへの積極的な態度、不安、自信 3)異文化への態度 4)国際的志向性 に変容をもたらすかどうか、そして、その変化と言語能力に関連が見られるかどうかを客観的、科学的な方法で調査することにある。昨年度は質問紙の開発と3種類の異なるグループに対し調査を実施したが、本年は、アメリカに1年間留学する予定で平成12年7月に出発した高校生50人を対象に出発前と到着3週間後の2回調査を実施した。このデータは前年度分と合わせて解析を進めているが、出発前と比較し、コミュニケーション不安が統計的に有意に低下するなど興味深い結果が出ている。 また、昨年度得られたデータの解析を行い、共分散構造分析の結果、異文化への態度や国際的志向性が、学習動機に影響し、それが、英語力の向上につながると同時に、コミュニケーションの自信を高めていることが示された。この結果については、本年度学会発表を行い、論文執筆も行った。 昨年度、外国人教師と日常的に接触のある国際高校において実施した質問紙の解析を、現在進めている。
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