1.昨年度の分析を踏まえ、検索ページを改訂した。 (1)「タイトル」は日本語の教材名のことであるが、"bunpou"と入力した結果ヒットしない利用例等があった。そこで、表示を「日本語教材名」に改め、あわせて"TITLE"を「外国語TITLE」に変更した。 (2)「使用言語」は自由入力方式であったが、"English"「独語」と入力してヒットしない例等が見受けられた。これを解消するため、「英語」「ドイツ語」のように『オンライン日本語教材リスト』で用いた表記を予め表示して選択させるメニュー方式に変えた。 2.『オンライン日本語教材リスト』の利用記録をさらに収集し分析を行った。 (1)重要な検索項目は「学習者のレベル」「タイトル」「内容」「使用言語」であった。 日本語教育エキスパートからみても妥当であった。 (2)キーワードは「会話」であることが明らかになった。 日本語教育エキスパートが吟味したところ、理由が解明できなかった。「会話」の他に「文法」「聴解」「作文」「読解」など科目に相当する語で検索されていても不思議ではないにも関わらず、データではこのような検索例は少なかった。また、「大学生」「ビジネスマン」「子供」「定住者」など学習者の属性、「集中クラス」「多人数クラス」「独習」など学習形態、「コミュニカティブ」「プロジェクトワーク」「ゲーム」など学習方法と多種多様にあるはずである。 3.研究成果報告書を200部作成し、関係機関・研究者に送付した。
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