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2002 年度 実績報告書

マルチエージェントの協調作業に向けた遺伝的プログラムによる知識進化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680387
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

伊藤 英則  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (80213073)

研究分担者 中村 剛士  名古屋工業大学, 工学部, 助手 (90303693)
犬塚 信博  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (10221780)
キーワードエージェント / 遺伝的プログラミング / 自律進化 / 文化伝達子 / 2分岐決定グラフ / 遺伝子 / 人工生命 / 生態系
研究概要

マルチエージェントが自律的に進化するプログラミング環境を設定して、エージェントの行動形態を観察してその評価実験を実施した。ここで、エージェントは自分の現在の環境から情報を入力して、自らが判断して動的に行動して、別の環境に移動することを繰り返して、進化するモデルをプログラムの塊として設定していて、人工生命の研究の一環として捉えることとしている。ここでの、行動の判断・意志決定は2分岐ダイヤグラム(BDD)や、分類子システム(classifier system)などを用いている。遺伝的プログラミング技法を適用して進化実験を行うために、遺伝子は、BDDでは2分岐を持つ状態であり、分類子システムでは0/1表現した分岐子で表現する。これまでの体形的進化と生態系の分化に付いて実験評価してきた。この研究では、渡り鳥と留鳥の生態系の分岐メカニズムを明らかにしてきた。ここでは、消費エネルギーと環境の変化と生命維持本能との関係を明らかにしている。
引き続き、エージェントの遺伝的進化による機能獲得とエージェントの文化的進化伝承について研究を実施した。例えば、人類は言語能力を遺伝的に持って生れてくるが、生まれた環境の言語文化によって何を話すかが左右される。このような遺伝的継承獲得機能をと生命体集団が生命維持のために獲得蓄積してきた文化伝達子(ミーム; meme)との関係を明らかにするための実験モデルを作成して実験とその評価を実施した。とくに、ここでエージェントの食文化形成伝承変化についての明らかにしてきている。自然の食物環境に左右された食文化の形成と伝承と変化についての研究成果については情報処理学会研究会にては発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 沢田, 武藤, 加藤, 伊藤: "A Model of Biological Differentiation in Adaptiogenesis to the Environment"Artificial Life. VIII. 93-96 (2003)

  • [文献書誌] 大星, 加藤, 武藤, 伊藤: "Collective or Scattering : Evolving Schooling Behaviors to Escape from Predater"Artificial Life. VIII. 386-389 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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