研究課題/領域番号 |
11680398
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
吉村 ミツ 名古屋市立大学, 芸術工学部, 教授 (60109311)
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研究分担者 |
吉村 功 東京理科大学, 工学部, 教授 (30010797)
森 旬子 名古屋市立大学, 芸術工学部, 助手 (60295623)
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キーワード | 筆者認識 / 署名照合 / オンテイン / オフライン / デザイン署名 / 日本字 / 署名のデザイン / デザイン法則 |
研究概要 |
1.LANカードやパソコンケースなど携帯用パソコン器具を購入した。 2.昨年度グラフィックデザイナーが考案した署名のデザイン法則は5種類あった。昨年度の署名照合実験にはそれら5種類の中でデザイナーがその名前にとってデザイン的に最も優れている署名を指定してくれたものを用いた。そのためデザインルールのどれが有効なのか不明であった。 3.今年度はグラフィックデザイナーにデザインしてもらった5種類すべてを期間をおいてそれぞれ練習して用いる照合実験を行った。 4.実験の結果は他より可読性のあるふつうの順にかかれたデザイン署名の誤照合率が低かった。 5.比較実験としてデザインしない筆記者自身がふつうに用いている署名に対して照合実験を行った。その結果はふつうの署名では真似されやすく、4.のデザイン署名の誤照合率より高かった。 6.これまで行った照合実験の結果を、関連する第4回国際書学会(4^<th> International Conference of Calligraphic studies)で発表した。発表タイトルは「自動照合に効果的な日本字署名のデザイン」である。日本東京。参加者の多くは書道家達又はその分野の研究者、教育関係者らである。これまでの署名の書き方に対する考えを改め、独自の署名を工夫させる必要性を指摘した点が評価された。 7.依頼されて 7.1)セミナーで「オンライン署名照合の現状と課題」について講義した。会津大学7.2)筆者認識の課題である計算機による「遺言書鑑定」実験、目視による「晦筆鑑定」を行った。
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