研究課題/領域番号 |
11680398
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
吉村 ミツ 名古屋市立大学, 芸術工学部, 教授 (60109311)
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研究分担者 |
吉村 功 東京理科大学, 工学部, 教授 (30010797)
横山 清子 名古屋市立大学, 芸術工学部, 助教授 (50174868)
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キーワード | 筆者認識 / 署名照合 / オンライン / オフライン / デザイン署名 / 日本字 / 署名のデザイン / デザイン法則 |
研究概要 |
1.これまで行ってきた筆者認識に関する研究成果を関係する国際会議で発表した。 2.1昨年度グラフィックデザイナーが考案した署名のデザイン法則は5種類あった。1昨年度の署名照合実験にはそれら5種類の中デザイナーがその名前にとってデザイン的に最も優れている署名を指定してくれたものを用いた。そのためデザインルールのどれが有効なのか不明であった。 3.昨年度はグラフィックデザイナーにデザインしてもらうた5種類すべてを用いる照合実験を行った。その結果他より可読性のある普通の順にかかれたデザイン署名の誤照合率が低かった。そこで、比較実験としてデザインしない筆記者自身が普通に用いている署名に対して照合実験を行った。結果は普通の署名では真似されやすくデザイン署名の誤照合率より悪く高かった。 4.今年度は他人ではなく本人がデザインした署名を用いた。即ち、デザインルールやこれまでデザインした署名などを見せて他人に真似されない署名をデザインして用いなさいと言う指示を与えた。署名は横文字3人、日本字7人であった。どちらもデザイン性の点での優劣の差はなかった。なお、偽筆作成時は十分練習させて行った。自動照合の結果は第1種、第2種共仁誤照合率が0%と言う結果が得られたが、最も不成績の署名ではオンラインでは平均誤照合率が35%、オフラインでは5%という結果であった。平均してこれまでの照合結果よりは低い結果を得た。 5.結論として署名作成者が他人でも本人でも不成績の署名は自分自身が書きにくい所に問題があった。提案したデザイン法は誤照合率を低くするが独自の工夫を付け加えることも必要と分かった。
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