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2000 年度 実績報告書

自律分散型コンピュータ環境におけるインターワークフロー支援システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680423
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

速水 治夫  神奈川工科大学, 工学部, 教授 (90308536)

研究分担者 勝間田 仁  神奈川工科大学, 工学部, 助手 (90298282)
キーワードグループウェア / ワークフロー / インターワークフロー / 組織間協調作業 / 分散オブジェクト / 自律分散 / XML / Java
研究概要

研究の目的
CORBAに代表される分散オブジェクト技術の普及は計算機システムの自律分散化を可能にした.このような環境を最適に利用できるような,複数の組織にまたがるワークフロー(以下,インターワークフロー)の記述モデルを解明し,そのモデルに基づくインターワークフロー支援システムを試作する.
平成12年度は,以下の順序でシステムの試作と運用実験を行った.
1.前年度に開発した自律分散型インターワークフロー支援システムにおけるプロセス定義データをシステムの実装に際し,再検討した.
2.1の後に,自律分散型インターワークフロー支援システムの再構築を行った.本実装は,Windows NT4.0上で行った.開発言語はJava,Java Servletにより行った.
3.2で構築したシステムの試験運用し,自律分散型インターワークフロー記述言語の分析を行い,不備,機能不足等のブラシュアップを行った.
本研究で試作したシステムの実現性を確認するために,エンドユーザを対象にした電子商取引システムを例として構築した.この試作システムは,本研究で提案した支援機構を実装したものとなっており,エンドユーザの要求に応じて,組織間の連携関係を部分的に追加,解消,変更することを特徴とし,それにより迅速かつ柔軟な組織間連携を実現する.今後の課題としては,本試作システムと商用のワークフロー管理システムとの接続を行い,有効性を確認する必要がある.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 勝間田仁: "自律分散型コンピュータ環境におけるインターワークフロー支援機構の構築"情報処理学会研究報告. 2000・26. 31-36 (2000)

  • [文献書誌] 勝間田仁: "柔軟な組織間連携を実現するインターワークフロー支援システム"情報処理学会研究報告. 2000・45. 31-36 (2000)

  • [文献書誌] 速水治夫: "商用ワークフロー管理システムと連動するインターワークフロー支援システム"情報処理学会論文誌. 41・10. 2708-2718 (2000)

  • [文献書誌] 速水治夫: "ここまで来たワークフロー管理システム(4)現実となったインターワークフロー"情報処理. 42・1. 44-50 (2001)

  • [文献書誌] Haruo Hayami: "Workflow handbook 2001,Interworkflow : A Challenge for Business-to-Business Electronic Commerce"Future Strategies Inc.Layna Fischer(Ed.). 145-159 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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