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1999 年度 実績報告書

包絡分析法における非芯的効率性指標とその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680445
研究機関政策研究大学院大学

研究代表者

刀根 薫  政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (00051235)

キーワードDEA / 効率性 / 非芯的効率性
研究概要

包絡分析法(Data Envelopment Analysis)における新しい効率性指標として、非芯的なSBM(slack-based measure of efficiency)モデルを提案した。この指標は次のような特徴を持つ。1.測定単位の変換に対して不変である。2.入出力のスラックの大きさに関して単調減少である。3.従来提案されてきた芯的効率値(CCR,BCC等)を超えることはない。スラックがあれば、その相対的な大きさに応じて小さくなる。
このようにSBMはこれまでのDEAの効率値の持つ欠点を解決する指標である。さらに、SBMモデルの双対問題を考察した結果、双対問題は仮想利益(=仮想出力-仮想入力)を最大化することが分かった。従来のモデルは比率尺度(=仮想出力/仮想入力)を最大化するモデルであることから、この両者間の根本的な違いが解明された。この研究成果はA Slack-based Measure of EfficiencyとしてEuropean Journal of Operational Researchに掲載される予定である。また、著書Data Envelopment Analysis-A Comprehensive Text with Models,Applications, References and DEA-Solver Software-(co-authored with W.W.Cooper and L.M.Seiford)の中でも要点が紹介されている。次に、非心的指標モデルの一つである領域限定法の下での規模の収益性に関する基本的な研究を行い、この概念が領域限定の有無によって異なることを示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kaoru TONE: "A Slacks-based Measure of Efficiency in DEA"European Journal of Operational Research. (予定). (2000)

  • [文献書誌] Cooper,Seiford,Tone: "Data Envelopment Analysis"Klumer Academic Publishers. 352 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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