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1999 年度 実績報告書

確率的低気圧モデルに基づく波高の極値推算システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680471
研究機関愛媛大学

研究代表者

畑田 佳男  愛媛大学, 工学部, 助手 (00164848)

キーワード異常低気圧 / 極値 / 高波 / 波浪推算モデル / 極値統計解析 / 楕円型気圧分布 / モンテカルロシミュレーション / 確率波高
研究概要

1.確率的低気圧モデルの再構成:平成9〜10年度に開発した確率的低気圧モデルを,日本海および日本本土をほぼ包含した拡大領域において再構成した。そして,1000年間のモンテカルロシミュレーション結果と原資料の比較から,新モデルが低気圧属性の平均的特性や低気圧の変化特性を再現することを再確認した。
2.既往低気圧に伴う波高の極値の推定:低気圧の影響が卓越する日本海沿岸において,長期の波浪観測資料を収集し,各地点における50年・100年確率波高を推定した。ついで,既往異常低気圧に伴う海上風資料を入力値とした1点浅海モデルに基づく波浪推算結果の極値統計解析から,沿岸波浪観測点における確率波高を推定したのち,確率波高推定結果を相互に比較することにより,楕円型気圧分布を入力値とする波高の極値推算システムの精度を検証した。
3.モンテカルロシミュレーションに基づく波高の極値の推定:確率的低気圧モデル,海上風推算モデル,高地形解像度1点浅海波浪推算モデルおよび極値統計解析モデルよりなる「確率的低気圧モデルに基づく波高の極値推算システム」を用いて,1000年間のモンテカルロシミュレーションを日本海沿岸波浪観測地点で順次実施し,再現期間50〜1000年に対する確率波高とその変動域を推定した。そして既往低気圧に対して推定した50年・100年確率波高との比較から,本システムの妥当性を確認するとともに,超長期の再現期間に対する確率波高の沿岸分布を明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山口正隆: "確率的低気圧モデルに基づく波高の極値推算システムの適用性"海岸工学論文集. 46. 251-255 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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