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2001 年度 実績報告書

半導体レーザー励起固体レーザーモジュールの熱効果制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680499
研究機関大阪大学

研究代表者

山中 正宣  大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (10029118)

研究分担者 古河 裕之  財団法人レーザー技術総合研究所, 研究員 (70222271)
キーワード半導体レーザー励起 / 固体レーザー / 熱効果 / 熱複屈折 / 熱レンズ / 熱収差 / 45度ファラデー旋光子 / ポッケルスセル
研究概要

本年度の研究実績の概要は以下の通りである。
●10J×10Hz級1053-nm Nd:ガラススラブレーザーモジュールの出力エネルギーが8.5J(0.5Hz)のとき、理論解析値とこの出力エネルギーは誤差の範囲内で互に良く一致した。このことは45度ファラデー旋光子によって熱複屈折が良く補償されていることを示していることが明らかとなった。(山中)
●ジグザグ光路のNd:ガラススラブに対しても、熱複屈折と熱レンズを解析するコードを開発した。そして、さらに10倍の出力の100J×10Hz級の1053-nm Nd:ガラススラブレーザーモジュールについて、熱複屈折効果による損失と熱レンズ効果による焦点距離をこのコードによって評価出来るようになった。(古河)
●寄生発振防止用ポッケルスセルにおける熱効果を評価し、ポッケルスセル用結晶を2分割し、互に直交して設置すれば熱複屈折効果を補償出来る見通しを得た。(山中)

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 山中正宣: "半導体レーザー励起固体レーザードライバーの開発"レーザー協会誌. 26, 1. 3-11 (2001)

  • [文献書誌] Y.Nishida, M.Yamanaka: "Development of a Two-Dimensional Birefringence Distribution Measurement System in Laser-Diode Pumped Solid-State Laser Material"Rev.Sci.Instrum.. 72, 5. 2387-2391 (2001)

  • [文献書誌] T.Kawashima, M.Yamanaka他9名: "Design and Performance of a Diode-Pumped Nd : Silica-Phosphate Glass Zig-Zag Slab Laser Amplifier for Inertial Fusion Energy"Jpn.J.Appl.Phys.. 40, 11. 6415-6425 (2001)

  • [文献書誌] T.Kawashima, M.Yamanaka: "Quasi-CW 110kW AlGaAs Laser Diode Array Module for Inertial Fusion Energy Laser Driver"Jpn.J.Appl.Phys.. 40, 12. 6852-6858 (2001)

  • [文献書誌] 山中正宣 他10名: "レーザー核融合炉用LD励起固体レーザードライバーの開発と応用"パルスパワー・放電合同研究会資料. PPT-01-99. 35-38 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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