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今年度は、研究開始の年度で、メタンガスハイドレートを合成するための装置の構築に時間を費やした。メタンガスハイドレートの合成は、通常市販されている汎用性のある機器では困難であり、ガスハイドレートの生成を観察するための観察用窓を備えた耐圧容器を設計、その製作を依頼した。また、完成した耐圧容器を所定温度まで冷却するための恒温槽に耐圧容器を浸漬するためのアングルの設計・製作等を行った。さらに耐圧容器内の温度・圧力測定のための周辺装置、データ収集装置、ガス配管などの整備を行い、ガスハイドレートの合成を行うための環境が整備できた。現在は、ハイドレートの生成過程を記録するための記録装置(視認性の高いもの)の検討を行っている。さらに次年度への展開を図るための基礎的なデータ収集や周辺装置の作動状況などを、現在確認している。次年度は、実際のメタンガスハイドレートの合成および生成したハイドレートを安定化できる系の探索を集中的に行う予定である。
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