• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

放射線アポトーシスにおけるDNaseγの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 11680547
研究機関神戸大学

研究代表者

野田 朝男  神戸大学, 医学部, 講師 (40294227)

研究分担者 藤原 美定  神戸大学, 医学部, 教授 (70030848)
キーワード紫外線 / X線 / p53 / アポトーシス / DNase / Caspase / CAD / DNaseγ
研究概要

放射線アポトーシスは主にp53依存性であり、放射線ストレスが引き金となりミトコドリアの応答を介して最終的にはDNAの断片化が起こる。ヒト白血病細胞U937の紫外線、あるいはMolt4細胞のX線アポトーシスでは、Caspase3依存性のPARP分解とそれに続く染色体DNAの分解を観察した。このDNA分解に関わるDNase活性はCaspase3インヒビターで約50%阻害された。一方で、Ca^<2+>やMg^<2+>で活性化され、Zn^<2+>により阻害されるDNase活性も50%程がDNA分解に寄与していた。これより、前者の活性はCaspase依存性DNase(CAD)であり、後者はCa^<2+>依存性のDNaseγであることが推察された。ラットのDNaseγの部分アミノ酸配列をもとにしてDNAprobeを作成し、ヒト(HeLa細胞)cDNAライブラリーからヒトDNaseγ遺伝子をクローニングした。ヒトDNaseγ遺伝子はラットとアミノ酸配列で約75%、DNA塩基配列で約65%の相同性を有していた。本年報告されたヒトDNaseγ遺伝子と比較したところ、HeLaでは一部アミノ酸の置換が確認できた。DNaseγ遺伝子の発現は極めて低く、転写レべル以外の制御を受けている可能性を現在検討している。
アポトーシスに先立つp53の放射線活性化機構を転写レべルから解析した。p53プロモーターの機能制御機構を解析した結果、転写開始活性の有無とストレス応答に関わる約2lbpのエレメントを同定できた。このエレメント結合性の転写因子をヒト細胞核中から検出し、遺伝子クロ―ニングを試みている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Zhao、QL、Kondo、T、Noda、A、and Fujiwara、Y.: "Mitochondrial and Intracellular free-calcium regulation of radiation-induced apoptosis in himan leukemic cells"International Jurnal of Radiation Biology. 75:4. 493-504 (1999)

  • [文献書誌] Noda、A、Toma.A.iba、Y.、andfujiwara、Y: "A Unique、short sequence determines p53 gene basal and UV-inducible expression in normal human cells"Oncogene. 19:1. 21-31 (2000)

  • [文献書誌] 野田朝男: "Cdk インビタ-と細胞老化・癌化、最近の話題"放射線生物研究. 34:2. 180-189 (1999)

  • [文献書誌] 野田朝男: "Bioscience 用語ライブラリ- p21/WAF1、「細胞周期第2版」"羊土社. 2 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi