CO_2やH^+の変化に応じて呼吸反射を起こす部位は中枢性化学感受領域に局在している.そこで中枢性化学受容体の検索には、異なる組織や条件下の細胞で発現している差異を見つけだすDifferential Display法(DD法)を用いた.VMS細胞と他の神経領域(Frontal Cortex)から抽出したPoly(A)tailを持つmRNAを試料として、216種類のプライマーの組み合わせによるPCRを行った。その結果、中枢性化学受容体の候補として複数の新規遺伝子の構造決定を行った. Phombex-40は脳特異的に発現する新規遺伝子で、1回の細胞膜貫通領域を持っている事が明らかになった。
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