研究課題/領域番号 |
11691015
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 一般 |
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
森口 恒一 静岡大学, 人文学部, 教授 (10145279)
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研究分担者 |
野林 厚志 国立民族学博物館, 助手 (10290925)
笠原 政治 横浜国立大学, 教育人間学部, 教授 (70130747)
山田 幸宏 姫路獨協大学, 外国学部, 教授 (00036659)
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キーワード | イヴァタン語 / バブヤン語 / イトバヤット語 / ツォウ族 / ルカイ族 / ヤミ族 / パイワン族 / 民間伝承 |
研究概要 |
本年度は、森口がフィリピンのバブヤン島、バタネス島、台湾中央部南役懸埔理において言語学的調査を、山田がフィリピンのイトバヤット島で言語学的調査を、笠原が台湾中央部の嘉義懸、及び、南部の台東懸で文化人類学的調査を、野林が、台東懸と嘉義懸において民族考古学的調査を行った。調査期間中は、森口が集集地震の震源地である集集近郊で調査をしていて地震に遭遇したが怪我もなく、その他の隊員も無事帰国した。 森口は、フィリピンのバブヤン島のイバタン語、バタネス島のイヴァタン語の調査を行い、民間伝承の新たなるテクストの収集と今まで調査・記録した資料のチェックを行った。台湾ではブヌン族の特に民話に隠されている民間伝承に関するテクストの収集と今までに記録・保存した調査資料の点検を行った。 山田は、イトバヤット語の民間伝承が多く含まれているテクストの収集と語彙、特に、身体部位名、地名とそれらの関連事項の語源などの調査を行った。また、マニラにおいて文献調査も行った。 笠原は、台湾のツォウ(嘉義懸)およびパイワン・プユマ・ルカイ(台東懸)の歴史と生活習俗に関する伝承文化資料を収集し、各族のエスニック・アイデンティティのあり方を探るための調査研究を行った。また、台北等でその課題に関連する文献調査を実施した。 野林は、台湾のツオウ族、ヤミ族の動物利用行動について民族考古学的調査を行った。そして、台北等で文献調査も行った。
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