研究課題/領域番号 |
11691023
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中山 修一 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (30084122)
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研究分担者 |
田畑 佳則 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (10155228)
笠井 達哉 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (60112702)
井上 星児 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (70223253)
平川 幸子 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (80314780)
岩崎 秀樹 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50116539)
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キーワード | 南アジア / 東南アジア / 教員養成制度 / 教員養成カリキュラム / 現職教員研修制度 / 教員免許状 / カリキュラム開発 / 協力支援 |
研究概要 |
本年度は、国内外の文献調査を踏まえ、インド、ネパール、フィリピン、タイにおいて、各国の文部省や国立教育研究所、教員養成機関などの協力を得て現地資料調査及びインタビュー調査を実施した。今年度の現地調査担当者は、井上星児、岩崎秀樹、平川幸子の3名であった。 現地調査は、次の2つの課題を中心に実施した。すなわち、(1)各国における教員養成制度及び現職教員研修制度の現状並びに課題の発見と改善方策へ向けた取り組みを明かにすること、(2)主要な教科における教員養成カリキュラム並びに教材・教具の開発過程や授業年間指導計画等の現状とその水準向上のための改善方策へ向けた取り組みを明かにすること。 各国における調査対象機関は、インドでは、ムンバイにある大学および教員養成カレッジ、ネパールでは、文部省、国立トリブバン大学の本部、同大学教育学部、同大学国際関係センター、フィリピンでは、フィリピン大学理数科教育開発センター、同大学教育学部、フィリピン師範大学、タイでは、教育省、大学省、チュラロンコン大学、を訪問し、聞き取り調査ならびに関連資料の収集を行った。さらに、フィリピンの小学校・中学校・大学における算数・数学の授業参観も行った。 今回の資料収集調査で特に注目すべき点は、いづれの国においても、教員の資質向上が緊急の政策課題となっており、教員免許状制度の導入に関して議論が高まり、そのための制度の制定とその導入のプロセスに関する取り組みが、急ピッチで進んでいることであった。
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