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1999 年度 実績報告書

在欧日本古典籍の所在および伝来に関する調査と研究

研究課題

研究課題/領域番号 11691044
研究種目

基盤研究(A)

応募区分一般
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

岡 雅彦  国文学研究資料館, 副館長 (20044729)

研究分担者 松野 陽一  国文学研究資料館, 館長 (50005823)
落合 博志  国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (50224259)
キャンベル ロバート  国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (50210844)
山崎 誠  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)
新藤 恊三  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (80007161)
キーワードイタリア / オーストリア / チェコ / スイス / 図書館 / 博物館 / 美術館
研究概要

本研究は、中欧〜東欧諸国に所在する日本古典籍の調査を可能な限り網羅的に行い、書物を介した日本と当該地域の文化交流を具体的に跡付けることを主要な目的としている。その柱となる渡欧調査は、今年度は2回に分けて実施された。
第1回は、1月19日〜31日の日程で、館内者3名(うち1名は前半のみ参加)と館外の研究協力者2名(後半のみ参加)により、イタリア共和国ジェノヴアのキオッソーネ東洋美術館、ドイツ連邦共和国ケルンのプルヴェラー家に蔵される、主として近世の絵入り版本の調査を行った。カードは現在整理中のため、点数は確定していないが、それぞれ百数十点の成果であった。
第2回は、3月1日〜16日の日程で、館内者4名により、オーストリア共和国ウィーンのオーストリア国立図書館、チェコ共和国プラハのプラハ国立美術館(ズブラスラフ分館)およびナープルステク博物館、スイス連邦ジュネーブのボドメール図書館において、日本古典籍の調査を行った。オーストリア国立図書館では主に近世の版本265点、プラハ国立美術館では室町末期の絵入り本を含む写本27点、ナープルステク博物館では近世〜明治初期の版本類142点、ボドメール図書館では秀逸な奈良絵本・絵巻など12点のカードを採取した。このうちプラハでは、19世紀末〜20世紀初め頃、資産家の後援を受けて世界を回り、書物を含む各国の文化資料をチェコにもたらした「旅行家」の活動および彼らの将来した資料の現在における所蔵状況について、現地の研究者から有益な話を聞くことができた。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2015-08-19  

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