研究課題/領域番号 |
11691059
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 一般 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
家田 修 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20184369)
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研究分担者 |
吉野 悦雄 北海道大学, 経済学部, 教授 (80142678)
山村 理人 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (60201844)
林 忠行 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90156448)
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キーワード | 旧ソ連東欧 / 地域経済 / 農業 / 移行経済 / EU拡大 |
研究概要 |
本年度は三年の研究期間の初年度に当たる。各分担研究者は当初の計画に従い、それぞれの分担地域で実質的な現地調査を開始した。初年度の結果として暫定的に言えることは、予想以上に農業経営形態の転換は進んでおらず、また新たな地域経済の相貌も国毎の偏差が著しく大きい、ということである。研究代表者(家田修)はハンガリーとルーマニアの農村を調査し、小規模自衛農、中規模借地農経営、大規模農場および農村食品加工工業の実体を中心に聞き取りを行った。研究分担者の林忠行はポーランド、チェコとスロヴァキアで農業利益団体、農民党、企業家団体、農政当局、農業経済研究所などで農業関連法、農業政策、EU加盟問題について聞き取り調査を実施した。吉野悦雄はポーランドとリトアニアで現地農業関連資料の収集、農業関連研究所での現地研究者との意見交換、旧集団化農場の現状聞き取り調査を行った。山村理人は東独、チェコ、ハンガリー、ルーマニアで現地研究者との意見交換、農村経済の実態、および農業経営体の経営調査を行った。初年度であるため既刊の研究論文はないが、調査実績を元にした中間報告的論文集は現在作成中である。来年度以降の現地研究者との合同ワークショップおよび合同研究集会に向けての組織作りを開始した。今年度の調査実績の検討会を開催し、全体の調査方針の確認と、現地調査の結果得られた情報の交換を行い、来年度の調査に関する調整を行った。
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