研究課題/領域番号 |
11691064
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 雄祐 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60237443)
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研究分担者 |
浜野 隆 武蔵野女子大学, 人間社会・文化研究科, 専任講師 (00262288)
永田 佳之 国立教育研究所, 国際研究協力部, 研究員 (20280513)
木村 秀雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10153206)
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キーワード | ボリビア / 多言語状況 / スペイン語 / ケチュア語 / 機能的識字 / 工芸教育 / NGO / 文書使用 |
研究概要 |
二年度目となる本年度は、前年度に引き続き、ボリビア国スクレ市郊外のNGO、CEMVAにおいて工芸教室における機能的識字学習環境の調査を行った。主な調査内容は以下のとおり。 【4月】東京で中村、木村、永田、浜野が会議を開き、昨年度の調査結果、今年度の調査計画について検討した。 【5月】中村がボリビアに行き、ボリビア人Laimeと共同で新年度の工芸教室の生徒の社会経済状況、識字技能、文書管理の実態等に関する調査を行った。 【7、8、9月】永田、中村、木村がボリビアに行き、Laimeと共同で工房の生徒の社会経済状況の追加調査、文書管理の実態、現行の工芸マニュアルの使用状況、二言語使用等に関する調査を一部は参加型調査法を併用しつつ行った。また、工芸教室運営への生徒参加を促進するための新体制、そこでの文書管理のあり方についてCEMVAと検討を行った。並行して木村はCEMVA周辺の住民の移住暦に関する聞き取り調査も実施した。中村はさらにイギリスのNGO Actionaid、アメリカ合衆国のWorld Bankを訪ね、機能的識字学習法に関する調査、資料収集を行った。 【9、10月】今年度前半の調査結果についての報告会議を行った。 【11月】中村がボリビアに行き、文書管理の実態、工芸マニュアルの改善プラン、二言語使用等に関する調査を一部は参加型調査法を併用しつつ行った。また、工芸教室の運営体制についてのさらなる検討を行った。 なお、3月には中村が来年度の報告書作成に向けた今年度の調査の総括のために、再びボリビアに行く予定である。
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